オリジナルクリアファイルの作り方とは?デザインのトンマナ講座
ノベルティや販売用として、オリジナルデザインのクリアファイル制作を検討している方の中には、以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
オリジナルクリアファイル制作の基本を知っておくことで、プロのデザイナーに依頼せずとも、個性のある1枚を作ることができます。
ここでは先にあげた3つの悩みに対する答えをからめて、オリジナルクリアファイル制作で押さえておくべきポイントをご紹介します。
オリジナルクリアファイルを作る方法は、大きく分けると「既製品に名入れする方法」と「完全オリジナルデザインで印刷する方法」の2パターンがあります。
市販されている一般的な無地のクリアファイルと同じものに、社名やロゴなどを名入れする方法です。
箔押しで名入れする方法が一般的で、主流の金色や銀色をはじめ赤や青、緑など印刷会社によって取扱っている箔の色のバリエーションは異なります。
一方で、以下のようなデメリットもあるため、活用するシーンを選ぶことが大切です。
箔押しで名入れする場合、最初に専用の版を制作する必要があります。
成形の手間がなく、制作した版は使いまわしできることから、完全オリジナルデザインを一から作ってフルカラー印刷・成形するよりも、安く手軽に制作できるのが大きなメリットです。
ただし注意点として、版の制作費が別途加算される場合もあるため、料金表を見るときは箔版代が含まれているかどうか確認することをおすすめします。
箔押しは独特の凹凸と金属のような光沢が高級感を演出してくれますが、一方でアピールしたい商品のイメージを盛り込みにくいデメリットもあげられます。
そのため展示会など複数社がクリアファイルを配布する可能性の高い場面では、受け取ってもらっても「何を取り扱っている会社だったか」すぐに忘れられるリスクがあります。
完全オリジナルデザインでクリアファイルを制作する方法は、一枚のシートにオリジナルデザインを印刷したうえで、ファイルの形に成形するものです。
完全にオリジナルデザインで制作するため個性を出しやすく、ノベルティの場合は商品やブランドイメージをデザインに盛り込むことで認知度が上がります。
ただし使用する印刷機や印刷方法が異なる(オフセット印刷・オンデマンド印刷)場合、発注内容とデザイン次第で仕上がりの印象が変化することがあります。
たとえば少部数発注に強いオンデマンドの場合は印刷機の特性上、こまかな部分の再現が困難となるためデザイン時に注意が必要です。(印刷方法ごとに単価も異なります)
名入れのみのクリアファイルは箔押しの色を変えるなどバリエーションの増やし方も限られますが、オリジナルデザインなら色違いや一部のデザイン違いなどさまざまなタイプの種類を増やせます。
しかしデザイン面でこだわるほど、ある程度のデザイン技術とセンスが求められるようになります。
かさまーとでは、このような方のために、盛り込みたいイメージや使用したい素材を用意するだけでプロのデザインを利用できる「デザイン作成代行サービス」をご用意しています。
技術に不安がある方や専用ソフトがない方は、ぜひかさまーとにご相談くださいませ。
名入れも用途によっては活用しやすいと言えますが、反響を重視するならオリジナルデザインを取り入れることがおすすめです。
そこでこの項目では、人気のクリアファイルのデザインについて、以下のポイントに分けてご紹介していきます。
初めてクリアファイル制作を手掛ける方も、上記2つのデザインのトンマナ(トーン&マナー)を押さえておくことで、喜ばれるオリジナルクリアファイルが制作できます。
オリジナルクリアファイルはフルカラーで作成できるため、色使いを工夫することで印象を大きく変えられます。
企業や商品のノベルティとして作成する場合をあげると、以下の点を意識して色使いを考えると良いでしょう。
複数の色の組み合わせや、使用する範囲・形も意識すると、更に印象が変わります。
以下はそれぞれの色が持つ一般的なイメージです。
色の種類 | 色が持つイメージ |
---|---|
赤 | 情熱的で目を引く色。購買意欲を刺激する。 |
青 | 誠実で爽やかな印象。信頼感を持ちやすい。 |
黄 | 明るく元気な色。印象に残りやすく向上心を生む。 |
緑 | バランスの良い色。安定感や安心感をくれる。 |
ピンク | 可愛らしく優しい色。攻撃性を弱める柔らかな印象。 |
このように、各色がまったく異なるイメージを持っているため、上手に組み合わせることで新しい印象を作り上げることもできます。
オリジナルクリアファイルは、自由に柄を入れることもできます。
ノベルティや販促品の場合、直接関連商品の写真を取り入れる他、業界や商品・サービスをイメージさせる柄をデフォルメ化して取り入れるなど、活用方法はさまざまです。
新商品のプロモーションかイベント限定グッズかと、配布や販売の目的に合わせて柄を取り入れることで、ターゲットに手に取ってもらいやすくなり、長く愛用してもらえるでしょう。
ディスプレイと印刷機の性質上、パソコンの画面上でデザインしているときと、実際に印刷される色は若干異なるものです。
ロゴに使用するコーポレートカラーなど、デザインによっては色が多少変化する程度でも問題となりかねません。
デザイン重視のノベルティや販売用グッズとして、オリジナルクリアファイルを制作する場合は、印刷会社選びも大切です。
印刷を手掛ける職人の腕前や導入している印刷機の性能など、同じ印刷方法でも印刷会社によって差が出ることがあります。
印刷会社選びのひとつの指標として、「Japan color認証制度」を取得した専門業者を選ぶことがあげられます。
かさまーとは、お客様に高クオリティかつ安定した品質で印刷物をお届けできるよう、「Japan color認証制度」の認証を取得済みです。
一般的なクリアファイルの素材以外にもさまざまな素材や手法に挑戦し、実績を残しておりますので、安心してお任せいただけます。
フルカラーでデザインにこだわったオリジナルクリアファイルを制作したい方は、ぜひ「かさまーと」へご相談くださいませ。
弊社は明治時代の創業から145年以上の間、印刷のプロとして確かな技術と知識を磨いてきました。
クリアファイルは一般的なPP素材の他、特殊素材や特殊印刷を数多く取り扱っており、さまざまなデザインをお試しいただける点も好評です。
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