イラストレーターの注意点|フォトショップの注意点|データ入稿前にチェック!
対応バージョンについて|データチェックについて|データ入稿方法について|PDF入稿について
データ作成代行サービスについて|ソフトのバージョンによるバグと対策例について
きれいなデータを作るためのポイント|色について|画像について|文字や線について|入稿形式について
テンプレートについて|トンボ・ぬりたし|デザインの配置位置について|指かけと裂け止めについて
センターの折り目|パターンの使用について
AI 形式とPSD形式のテンプレートを各商品ページにご用意いたしております。サイズをご確認の上ご利用ください。
他社テンプレートでは指かけや裂け止め、溶着加工の位置や形状が異なります。
仕上がりサイズが一致していれば印刷は可能ですが、意図しない仕上がりになる可能性がございます。
・レイヤーの表示順は、上から「トンボ」「Color」「仕上がり」の順番のまま、ご入稿ください。
・デザインが2種以上の場合は、別々のaiファイルにてデータ作成をお願いいたします。
当社の製版工程で絵柄がズレてしまうことを防ぐためです。
塗りのパターンが適用されているオブジェクトを選択し、メニューから「オブジェクト」→「分割・拡張」を選択してください。
カラーモードについて(RGB とCMYK)|カラーデータ おすすめの配色(黒色)|特色について|オーバープリント(スミノセ)について|リッチブラック|4色ベタ|レジストレーションカラー|バーコードやQR コードについて|共通デザインのCMYK 数値について
※以下の色でなくても印刷は可能です。
※データの作成方法やデザインによって、仕上がりに影響しそうな点が見つかった場合は、当社よりご連絡させていただく場合があります。
K100%がおすすめ | ・細かい文字や線 ・バーコード(JAN コード、郵便バーコード、QR コードなど) |
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K100% オーバープリント回避 おすすめ色 |
・K100%にわずかに別の色をプラス(例えばC1%、M0%、Y0%、K100%) ※見た目はK100%とほぼ変わりません。 ・リッチブラック(例えばC40%、M40%、Y40%、K100%) ※深みのある黒を表現できます。 |
使用しないでください | ・特色(「DIC」や「PANTONE」など) カラー版データはすべて「プロセスカラー」(CMYK)に変換して入稿してください。 以下の色は濃度が非常に高く、印刷の仕上がりに影響が出ます。 |
弊社ではプロセスカラー(CMYK)と呼ばれる4色のインクで印刷を行います。
特色とは、プロセスカラー(CMYK)では再現できない特殊な色を表現するための単色インキのことで、スポットカラーともいいます。
特色は、スウォッチパネルでは、図のようなマークになります。
特色を解除するには、スウォッチオプションを開き、カラータイプを「特色」から「プロセスカラー」に、カラーモードを「CMYK」に変更してください。
カラーデータに特色( スポットカラー) が含まれていた場合、CMYK に変換して印刷いたしますが、CMYK で表現できる範囲内で変換されるため、「特色」と同じ色にはなりません。
特色インキを使用しての印刷をご希望の場合は、事前にお問い合わせください。
印刷は「K(ブラック)」→「C(シアン)」→「M(マゼンダ)」→「Y(イエロー)」の順でインキを重ねていきますが、用紙のわずかな伸縮による版ズレ(4つの版が完全に同じ位置にならない状態)が起き、色と色の間にわずかな隙間ができてしまいます。
細かい文字や線で版ズレが起きると、隙間が目立って見づらくなるため、当社ではK100%のオブジェクトは印刷の製版時(RIP 処理時) 自動的に、「オーバープリント(スミノセ)」処理を行います(※画像内のK100%部分にはオーバープリント処理はかかりません)。背面にある色と前面にあるブラックを重ねて印刷するため版ズレの影響がなく、キレイな仕上がりになります。
モニタ
オーバープリント処理なし
印刷物
※版ズレによる隙間が生じます
「オーバープリント(スミノセ)」の処理がされると、色同士を重ねることで、下に重なった色がうっすらと透ける仕上がりとなります。面積の大きいオブジェクトや太い線は、下に重なった色が目立ってしまう可能性があります。
①K100%にわずかに別の色を加える。(例えばC1%、M0%、Y0%、K100%)
※見た目はK100%とほぼ変わりません。
②リッチブラック(例えばC40%、M40%、Y40%、K100%)にする。
※オーバープリントを回避して、深みのある黒を表現できます。
※オーバープリントの処理は、版ズレの影響を防ぐために必要な処理です。
小さな文字や細かいオブジェクトをリッチブラックにすると、文字が見づらくなる可能性があるため、K100%がおすすめです。
K100%(C0%、M0%、Y0%)の状態を回避しても、以下の設定が適用されている場合は、下に重なったオブジェクトが透ける仕上がりとなります。
・「透明効果:乗算」が適用されている
・「透明効果:不透明度」が100%以下の設定になっている
・「属性:塗りにオーバープリント」にチェックが入っている
画像の配置について|画像の保存について|画像の解像度|重たいファイルを軽くするには|ドキュメントのラスタライズ効果設定
Illustrator の配置画像には「リンク画像」と「埋め込み画像」という2 種類の方法があり、それぞれに特徴があります。当社ではどちらの方法でも受付しております。
リンク画像 | 埋め込み画像 | |
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入稿データ | llustrator データと、使用画像全て | llustrator データのみ |
メリット | リンク配置した元画像を修正し、llustrator データを更新すると、llustrator データ内の画像も元画像の変更が反映されます。 画像再配置が不要です。 |
リンク切れのトラブルが起きません。 |
注意点 | 以下の場合リンク切れとなり、データ不備となります。 ・画像不足 ・画像ファイル名が異なる ・画像ファイル名の文字化け ※機種依存文字や括弧(「【】[])等、 記号(「¥」「;」「.」「*」「/」等、 「①」「②」、「Ⅰ」「Ⅱ」等の数字は文字化けの可能性があります。 ・画像ファイルの拡張子が異なる ・llustrator データと画像データの階層が異なる |
・llustrator データの容量が大きくなってしまいます。 ・元画像を修正しても、llustrator データの画像ファイルは更新されません。元画像変更後は画像再配置が必要です。 |
配置画像の形式
○当社おすすめ | 「.jpg(.jpeg)」「.tiff(.tif)」「.psd」 「.eps(フォトショップで作成したeps ファイル)」 |
△使用可能 | 「.png」「.gif」 ※基本的にWEB 用のファイル形式の為、印刷には不向きですが、 使用頂いてもデータ不備にはなりません。 |
△おすすめでない形式 | 「.ai」「.eps(ai データより保存したeps データ)」「pdf」 エラーが起きやすいため、配置画像として使用しないでください。 |
原寸サイズで、CMYK は300 ~ 350dpi、グレースケールは600dpi、モノクロ2 階調は1200dpi がおすすめです。
72dpi
WEB 用の解像度です。
パソコンのディスプレイではきれいに見えますが、印刷データとして使用すると、文字が読みづらくなったり、カクカクしたりぼやけた印象となります。
300~350dpi
印刷に適した画像解像度です。
350dpi を超える高解像度の画像や、大きな画像を縮小してデータ上にレイアウトしても、印刷の仕上がりは変わりません。
逆に、画像解像度が低い場合、印刷は可能ですが、印刷で画像が元画像より鮮明になることはないのでご注意ください。
・データ容量が大きすぎてアップロードできない!
・データ入稿に時間がかかる
・保存するのに時間がかかる
データ容量が大きすぎるとこういったトラブルが発生いたします。
こういったトラブルの一番の原因は「容量」です。
容量が大きすぎるデータは、演算処理に時間を要し、保存途中の場合は最悪データが破損してしまう恐れがございます。
適切な画像データを用意し、印刷データを作成していただくことを推奨いたします。
※データ容量が大きすぎる場合、弊社にてデータチェックができない可能性がございます。
その際はデータ容量の軽減をお願いする場合がございます。
印刷データに使用する画像の適正サイズは【原寸サイズで解像度300~350dpi】が推奨値となります。
原寸サイズよりも大きな画像を配置し縮小しても、仕上がりに変化はございません。
必要以上に大きな画像データを使用することで、
データ容量が大きくなりデータの破損やアップロードができないなどのトラブルの原因になります。
必要以上に大きな画像を配置し、Illustrator上で縮小しないでください。
リンクのウィンドウを表示させ、詳細情報を確認すると配置画像の縮小率を確認することができます。
使用する原寸100%のサイズで解像度300~350dpiを目安にし拡大は〜120%くらい、縮小は〜80%くらいを目安にしてください。
レイヤー統合をして保存をし直すと、画像データの容量を軽くすることができます。
Photoshop形式で入稿される場合や、illustratorにリンク配置する画像データは「画像の統合」をお願いします。
一度「スクリーン(72ppi)」の設定で適用された効果を、作業中に「高解像度(300ppi)」の設定に変更した場合、効果の見た目が予期せず変化してしまう場合があります。
アウトラインもれに注意|文字(フォント)サイズについて|線の細さについて|印刷されない線について(ヘアライン)|不要な仕上がり線について
文字(フォント)をパスデータ化することを「アウトライン処理」といいます。
アウトライン処理をしないと別のパソコンで開いた際、書体が置き換わってしまいます。アウトライン処理をされていない場合は印刷に進行できないため、お客様にて修正・再入稿して頂く事になります。
0.3pt 未満の線は細すぎてうまく印刷されないことがありますので、十分ご注意ください。
また、白抜きの場合、線が細すぎると潰れて見えなくなる可能性があるため、0.5pt 以上の白線にすることをおすすめします。
線の細さによる印刷の再現性は、弊社サンプルのカラーチャートにてご確認いただけます。
ホームページより無料サンプル請求可能ですので、ぜひご請求ください。
デザイン以外の不要な線は全て削除してご入稿ください。
当社テンプレートでは、仕上がり線やセンター折り線、溶着加工線などは全てガイド設定になっています。
ガイド線は実際には印刷されません。ガイド線の表示/非表示は「Ctrl」+「:」(コロン)で切り替えできます。
illustrator もしくはPDF/X-4 にて|illustratorからPDF/X-4 へ保存する方法
epsやoffice系ソフトでの作成データはお受けできませんのでご注意ください。
ai 形式の場合
作成された印刷用データ、その他必要なデータをフォルダにまとめて、必ず圧縮してからご入稿ください。アウトライン処理がされていなかったり、リンク切れになった場合、不備となり印刷に進行できませんので、十分に確認してからご入稿ください。
PDFの場合
当社指定の「かさまーとプリセット」を使って、PDF/X-4 形式で保存をしてください。
「かさまーとプリセット」は、テンプレートと一緒にホームページよりダウンロード可能です。
ご入稿時は、PDF/X-4 データのみご入稿ください。
※Illustrator8.0J ~ CS3 の場合はai 形式でご入稿ください。
まずテンプレート内に入っているPDFプリセットを読み込み、登録します。
①メニュー「編集」→「Adobi PDFプリセット」を選択。
②プリセット「読み込み」をクリック、【かさまーとPDFX4プリセット.joboptions】を選択し、登録します。
【かさまーとPDFX4プリセット.joboptions】
準拠する規格 | PDF/X-4:2010 |
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オプション | 上位レベルのレイヤーからAcrobatレイヤーを作成 |
圧縮 | ダウンサンプリングしない |
プリセットデータを読み込み後、次回以降はPDF保存時にかさまーとPDFX4 プリセットを選択するだけで、PDF/X-4 保存が可能となります。